地区社会福祉協議会
地域福祉推進体制の充実
地区社会福祉協議会ってなんだろう?
誰もが安心して暮らせる、人にやさしい住みやすいまちづくりをめざして市社会福祉協議会とともに活動していくことを目的として、地区社会福祉協議会があります。現在、市社会福祉協議会では地区社会福祉協議会の重点的な強化を進めています。
ここでは住民の皆様に、改めて社会福祉協議会について知識を深めていただけるよう、その中核を担う地区社会福祉協議会について紹介させていただきます。
なお、大月市内の地区社会福祉協議会は10地区からなり、次の地区社会福祉協議会が構成されています。
↑各エリア名をクリックすると地区社協のご紹介にリンクします。
①地区社会福祉協議会(地区社協)の性格
○地区社協活動
住民自身が、自分たちの生活する地区の福祉課題やニーズを主体的にとらえ、問題の解決にむけて一人ひとりが安心して暮らすことができる住みよい福祉のまちづくりに自発的に取り組む活動です。
○地区社協の構成員
町内会・自治会をはじめ、婦人会や子供会、青少年指導員などの住民組織とその関係者、民生委員、社会福祉推進委員、保護司、ボランティア(グループ)などの地域福祉活動に携わる者、老人クラブや障害者団体などの福祉当事者組織、社会福祉施設などの関係機関、その他学校・PTA関係者、学識経験者など、地域の様々な組織、団体、個人等で構成されることが理想です。
②地区社協の活動内容
地域の様々な組織、団体、個人等の相互の協力と役割分担により、主に次の活動への取り組みが考えられます。
1.在宅福祉活動
ふれあいお弁当配食活動(市から受託)、在宅要援護者宅への慰問・訪問活動とこれらによる在宅要援護者の安否確認・見守り活動、ボランティアなどによる家事援助、外出介助などの在宅福祉活動など
2.地域交流活動
地域のお年寄りや障害者、子どもたち、その他地区住民の相互のふれあいを目的としたつどい、地区懇談会の開催など
3.広報・啓発活動
広報紙の発行をはじめ、福祉講演会やボランティア講座、介護教室などの開催を通じて、地区住民への福祉の理解や活動への参加を促進する活動
4.関係団体による福祉活動への協力
共同募金をはじめ日赤募金、社会を明るくする運動への協力のほか、福祉施設や学校、その他地域行事への参加・協力
5.調査活動
お年寄りや障害者、子どもたち、福祉当事者などが抱える福祉問題や地域の環境などに関する実態調査
6.地区社協の組織・運営体制や基盤を強化する活動
役員や会員を対象とした研修会の開催、地区社協会費の募集やバザー等の実施による財源の確保など
7.地区社協相互間の協力、市社協との協力
8.行政等関係機関への問題提起
③地区社協と市社協との関係
地区内の福祉課題やニーズに対して主体的・自発的に取り組む地区社協に対し、市社協はそれらの地区社協の諸活動に必要な財政支援をはじめ、情報提供、地区社協相互間及び市社協との連絡調整などによる支援をします。
また、一つの地区で対応、解決できない福祉問題あるいは各地区が共通して抱える福祉問題は、全市的な福祉課題、ニーズとして、市社協が地区社協と協力してこれに当たることになります。
この他、地区社協が地域の一つの団体として市社協の会員となっており、市社協が地域福祉活動を推進していく場合は、それらの多くの事業について、地区社協をパートナーとして共に取り組みます。
★「誰もが安心して暮らせるまちづくり」をめざすには、地域によって状況が異なっています。習慣、人々の状態や福祉に対する思いも異なっています。そこで、地域の状況を踏まえ、できるだけ地域に合った方法で、福祉をすすめるために地区社協が必要なのです。